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雄谷研修会終える

今回は2泊3日の予定で研修会を行う。当会を含め総勢15名である。
 林道終点から雄谷左岸を歩く、右手の岩盤にはシライトソウが咲き、注意してみると好石灰岩植物といわれるクモノスシダも確認できた。40分でダム堰堤に到着。ここから右岸に渡る。左斜面は主として白い結晶質石灰岩の岩盤のようで、道端にも白い石がごろごろしている。熱作用がなければ珊瑚化石などもあるのだろうが。中にはまだ化石が存在するかも知れない。自分としては興味深い露頭が多い。水晶谷の渡りで昼食、この少し下に黒滝があるといわれている。まもなく清水平に到着。ここでは硝石製造跡地を調査した。昭和10年にこの地を歩いた池上銅他郎氏の「白山連峰と渓谷」308頁には「金沢の小山某なるものこの原野の山草を集め三、四筋の塹壕(長50間巾3間)を穿ち土を混ぜ腐敗させ、3年後にこれを煮て火薬の原料たる硝石を製造。失業者を集めて小屋掛けで作業に従事していたことがあったといわれている」等々と書かれている。塹壕は2筋しか確認できなかったが、長さ、巾ともに記述のとおりだった。それから120数年経っても木がないクサソテツ(こごみ)の原野とは不思議である。周辺にはサワグルミの巨木が林立していた。
 清水平ではラショウモンカズラやタチカメバソウがよく咲いていた。

水晶谷 このすぐ下流に黒滝があるといわれている。ゴルジュで険しい気がする。
谷は岩盤が固いほど細く深く削られ、軟弱な地質だと谷巾は広くなる傾向だ。
tani02.jpg
上記写真右岸で見られる、飛騨片麻岩中の片理の褶曲。
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約120年頃に火薬の原料である硝石を作っていたといわれる跡地(約100㎡)
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プロフィール

Mikio Mitani

Author:Mikio Mitani
Yamashina town
Kanazawa city
ネイチャープロジェクト白山
事務局。
白山ネイチャーガイド
090-7088-2331

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